セイコーインスツル株式会社様 「異文化コミュニケーション研修」を実施いたしました
⚫研修概要
セイコーインスツル株式会社様の新入社員研修の一環として、2025年4月18日に「異文化コミュニケーション研修」を実施しました(鈴木 有香講師:早稲田大学紛争交渉研究所招聘研究員、異文化教育コンサルタント)。
近年、グローバル化の加速や、雇用体系・出身地域・ジェンダー等の多様化、世代間での価値観の大幅な変容など、さまざまな価値観を理解し協働する力がますます
必要になっています。本研修は、企業や社会、個人を取り巻く環境が一層複雑になっている中、多様な価値観や文化的背景を持つ人々と円滑なコミュニケーションを
図り、組織としてのパフォーマンスを最大化するためのマインドやスキルを学ぶことを目的としています。また、グループディスカッションが多く、ワークショップ型の研修であるため、新入社員同士の絆を深め、組織のチームワークを高めることもねらいとなっています。
これらの目的・ねらいを達成するため、当社では、セイコーインスツル株式会社様に10年前にお声がけいただき、長年にわたり「異文化コミュニケーション研修」を実施しています。
⚫研修の特徴
本研修の最も大きな特徴は、異文化シミュレーション「エコトノス」です。「エコトノス」は、異なる文化の人々が集まり、国際会議の席で意思決定を行うという疑似体験を通して、異文化理解を学ぶ定評のあるトレーニング方法です。
価値観や文化的背景が異なる人々を理解し、協働していくためには、①文化的異なりの認知、②異なる文化に対する知識の習得、③文化の異なりに対する肯定感情の
育成、④異文化に効果的に対応するスキルの習得、といった4つの段階の学習が必要であると言われています。特に、③と④の学習においては、座学で学習することは困難であり、参加者が主体的にコミュニケーションに関わる学習活動が不可欠です。本研修では、「エコトノス」を研修のプログラムに組み込むことで、参加者が主体的な学びを通して異文化理解を深めるための実践的な場を提供しています。
なお、本研修では、冒頭から多くの言語・非言語コミュニケーション、発想力を広げるエクササイズやミニ異文化疑似体験「バルーンバ文化を探れ」なども取り入れ、楽しいワークと座学を組み合わせることで、参加者が内容への理解を深め体感をともなう学習を行えるように設計しています。
詳細は、下記「研修の内容」をご確認ください。
⚫研修の内容
セイコーインスツル株式会社様で実施した1日(10時~18時)の研修内容は、以下の通りです(対面実施)。
※エコトノスの実施には、15名以上の参加者が必要です。また、講師に加えファシリテーターが2名必要となります。
○○下記の内容は、参加者20名程度を前提として設計したものとなります。
※企業様のご希望により、オンラインでの実施も可能です。参加予定者や研修のニーズに合わせてカスタマイズをしていきます。
⚫参加者の声
✓ 今回の研修で、コミュニケーションの根本を学べたと感じます。配属後は、相手との距離などを考えながら、気をつけて業務に取り組みたいです。
✓ 文化の違いや人によって考えが違うことを知り、価値観の違いなどのずれにより、話し合いが困難になることが分かりました。
○○最初に自己紹介やグループワークなどによって目的や進め方を一致させていくことが大事だと感じ、今後の業務に活かしたいと思いました。
✓ 今回の研修で、世界にはさまざまな価値観があることが理解できました。自分の持っている固定観念にしばられずに相手の意見を聞いたり寄り添ったり
○○することで、一方向だけでなく、いろいろな観点から物事を考えたり意見を出したりしていきたいと思いました。
✓ 今回の研修はずば抜けて楽しく、学べたことも多かったです。
⚫次のようなお困りがある企業・大学におすすめ
組織内の多様性が増しているが、異文化への理解不足により、意思疎通がうまくいかない場面がある
組織内のコミュニケーションを活性化させたいが、具体的な手法が分からない
異文化理解や多様性を学ぶ機会を提供したいが、一方的な講義形式ではなく、参加者が主体的に学べる研修を探している
合意形成や意思決定を行う際のプロセスに課題を感じている
相互理解を深め、組織としてのチームワークを向上させたい
多様な人材が活躍できる組織文化を醸成したい
ダイバーシティがますます重要視される中で、異なる価値観・文化背景の人々と円滑なコミュニケーションを築き、
組織としてのパフォーマンスを最大化していきたいとお考えの企業や大学の方々は、お気軽にお問い合わせください。