• レポート

「教員の働き方改革を通じた大学教育・研究・経営の質向上」を開催しました

2019年7月29日、大学職員を対象にしたQuonAcademyセミナー
「教員の働き方改革を通じた大学教育・研究・経営の質向上」を開催いたしました。

現在、長時間労働の抑制など、働き方の改善に関する政治的・社会的・経済的な要請が高まっています。18年7月には、「働き方改革関連法」が成立、19年4月から順次施行され、政府による動きも一層本格化してきました。
民間企業ではこういった動きを見据え、すでに働き方改革への取り組みが展開されており、同様に大学や学校法人でも、働きやすい環境整備のための施策導入が求められるようになりました。

セミナーではまず、なぜ会社員や大学職員とは異なる労働環境にある大学教員にも働き方改革が必要なのか、その背景について理解を深めました。そのうえで、教員の働き方改革を推進するためにはどのような取り組みが必要か、またその意義とは何かについて考えました。

社会環境の変化とともに、大学教員の仕事や雇用形態も多様化しています。教員の労働環境を整備するうえでは、それぞれの職務の明確化が必要ですが、現代の教員の職務は、研究活動から始まり、教育、大学運営、そして社会貢献まで、その範囲は際限なく広く、どこまでを職務と見なすか判断しがたいのが現状です。
また、教員における働き方改革を積極的に推進するには、ダイバーシティ・マネジメントとワークライフバランスの実現を欠かすことはできません。

こういった状況を乗り越えるための前提として、大学における教員労務管理の現状や課題を教職員間で共有することが非常に重要です。
大学の教職員全体が問題意識を共有し、より良い労働環境を整えることで、業務の生産性向上や研究の質向上、さらには安定した大学経営の維持など、さまざまな方面への影響が期待できると言えます。

【受講者からの声】
・裁量労働制導入に向けた検討等に活かしたい
・教員の働き方改革という難しい問題に対して、他大の現状が聞けた。学内で情報共有のうえ、教員理解に努めたい
・他大同様、教員の勤務管理について検討を進めている。本日学んだことを学内で共有したい
・教員の労務管理を整備するうえで参考にしたい

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