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「労務管理の基礎 ~持続可能な成長を実現するために~」を開催しました

2019年5月31日、大学職員を対象にしたQuonAcademyセミナー
「労務管理の基礎~持続可能な成長を実現するために~」を開催いたしました。

近年、グローバル化や労働力人口の減少など社会環境の変化に伴い、
雇用形態や働き方の多様化が著しく進みました。
政府も「働き方改革」を掲げ、その実現を推進する中、各企業における労務管理の
重要性もより問われるようになりました。
大学という組織も例外ではなく、現場で働く職員が心身の健全を保ちながら
安定的に業務を遂行するためにはどのような労務管理が求められているのか、
本セミナーでは、その在り方について理解を深めました。

労務管理の内容は多岐にわたります。
代表的なものでは就業規則や福利厚生、メンタルヘルスケアなどがありますが、
これらを組み合わせた効率的な労務管理によって
より働きやすい環境を構築していきます。
適切な労務管理が遂行されることによって、
従業員のモチベーションアップが望めると同時に、
リスク回避や企業の生産性向上などが期待できます。

セミナーでは、こういった背景を前提に「労務管理の基礎」「労働関係の基礎」「雇用形態」「就業規則」「ハラスメント及び安全配慮義務」について学びました。
また、実務に沿った多数のケーススタディを取り入れ、実際に起こりうる実例に対し、
その課題点や解決策についてグループ討論しました。

セミナーを通じてポイントとなった点は、
最良な労働環境づくりのためには、管理職が労務関連の法令を正しく理解し、
遵守することの重要性です。
これを実現するには、管理職を担う方々の意識改革も当然問われるようになります。

良好な職場環境を整備する第一歩として、
・管理職やリーダーが正しい労務に関する周辺知識を備えること
・従業員の心身の健全性を保つため常に現場に配慮すること
・職場における円滑なコミュニケーションを図ること
の重要性について、改めて考えるきっかけになったのではないでしょうか。

大学職員が、自身の持つ力を存分に発揮できる働きやすい職場環境を整備することが
大学の価値をさらに高め、大学の成長を持続可能にすることになります。

【受講者からの声】
・これまで対応できなかった問題に対する解決策のヒントを得た。すぐに職場で検討したい
・長時間労働の多い部署なので、どの点を留意すればいいかポイントが明確になった
・部下が働きやすい環境を作っていきたい。今回学んだことを日々の業務運営に活かしたい
・労務担当として職場環境の改善にかかわる提案をしていきたい

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