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医療メディエーター養成講座「Iコース」を開講しました

2018年11月17日(土)~18日(日)に、
“「医療メディエーター養成講座 Iコース」”を開講いたしました。

当セミナーは、日本医療メディエーター協会の認証プログラム「医療メディエーター養成講座」の基礎編を修了された方が更にステップアップを目指して取り組んでいただくプログラムです。
毎年レベルがあがっておりまして、今年度は特に難しい課題に挑戦していただきました。
提出していただいた課題の審査は、複数名の評価委員会による絶対評価と相対評価の結果となります。
複数評価には、今年から医療メディエーションによって和解したご遺族の方も含まれており、複数回にわたり採点した結果の合計点で合否が決定しています。今回合格された受講生の皆様が集まり、2日間にわたり白熱した講座が行われました。

最初4人グループとなり、受講生の皆さんが提出された課題の事案を使い、順番にロールプレイを行いました。ここでは、語り手の話に対して事実の主張を聴く人と、感情の主張を聴く人に分かれていただきました。
語りの結果、事実の主張と感情の主張から、それぞれのインタレスト(本当に求めている利益や価値、欲求)を照合してみました。語り手にとって、事実と感情、どちらの主張が受け止められたと感じたのか振り返ってみると、初めて聴くときは、感情の主張の方がより受け止められたと感じる場合が多くあります。これは、感情の主張に対しては共感できる部分が多く、語り手にとっては受け止められたと感じるからです。

午後からは、様々な課題でロールプレイを行いました。
実践を想定した内容で行われロールプレイが始まると、受講生の皆様は役になりきり熱が入っていました。
振り返りのワークで改善点と良かった点を話し合あう中で、自分では気が付かなった癖が見えてきて、自己流になってしまっていた部分を修正することができました。
分岐点が違うとその後の話の方向性は違ってきますので、同じ課題でもグループによって全く異なる結果となります。メディエーションに正解も不正解もありませんので、グループごとに比較することで、「ここでこのように対応していたら、分岐点が変わっていた」という気づきがいろんな場面でありました。

白熱したロールプレイと振り返りの時間はあっという間で、2日間では時間が足りませんでした。
日々の業務がお忙しいかと思いますが、勉強を継続していただくことが大切です。
是非Aコース受講に向けて、更なる研鑚のために皆さまのご受講をお待ちしております。
2日間大変お疲れ様でした!

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