• レポート

公益財団法人大学基準協会様「会議ファシリテーション研修」を実施いたしました

公益財団法人大学基準協会の職員のみなさまを対象に、「会議ファシリテーション研修ーアイデアと納得を引き出し目的を達成する」(4時間)研修プログラムをご提供いたしました。

公益財団法人大学基準協会は、高等教育の質的向上と教育活動等の国際的協力に貢献することを目的とした第三者認証評価機関団体です。

認証評価を始めとした業務を協調的に進めていくうえでは、組織内外の意見や立場、価値観の異なるメンバーから、多様な意見を引き出し、合意形成に導く必要があります。

本研修では、具体的なファシリテーションの活用シーンを想定し、現場で応用ができるようプログラムを設計いたしました。

研修前半では、ファシリテーションとは何か、ファシリテーションの基本的なスキル等をレクチャーを中心にお伝えしていきました。
メンバーの発言を促す場造りのために必要な立ち居振る舞い、目的・目標・手順の確認や事前準備の必要性等を理解・実践することで会議の結果は劇的に変わることをご説明し、ファシリテーターの役割について理解を深めていただきました。

研修後半は、「会議で困っていることは何ですか?」をテーマにおき、問題解決型の会議を想定した演習を中心に進めていきました。演習では参加者の1人が実際にファシリテーター役をつとめ(順に変わっていきます)、目的・目標・手順の確認や時間管理を意識しながら、円滑な議事進行とは何か、創造的に意見を出し合う場づくりとは何かを考えていただきました。

問題解決型の会議というと、目に見える現状(課題)を挙げ、すぐ対策を立てることに意識が向きがちになります。しかし実際は、問題の根はどこにあるのかを考えるプロセスが重要です。今回の演習では現状を把握し、「なぜ?」を考える作業を入れました。
問題の根に対する対策を考えることで、より効果的な解決策提示に繋がったことを体感いただくことができたようです。

また、これまで会議で困っていることを共有するような機会はなかったようで、「あーそうそう」「困るよね」など、皆さんが普段から感じている会議に対する課題や思いが多く挙げられました。
会議に対する現状や課題を改善点を皆が共有し、今後の会議の在り方や自身の会議参加時の心構えなどを、参加者の皆様があらためて意識する機会となったようです。

■実施時期
2017年2月 半日間(4時間)

■参加者の声
・会議に参加する際、運営する際には目的や目標を意識して自分の考えをもって
臨むようにしていきたいと思います。
・会議に対する問題点を共有できたので、今後ファシリテーターとして、
また一人の参加者として等々、さまざまな場面で会議に関わる際に参考にしていきたいです。
・協会内部の意識改善・改革に活かしていきたいです。

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