SDセミナー「グローバルマインド醸成研修」を開催しました
7月20日(水)、SD担当者や職員研修の導入を検討されている大学職員の方々を対象に、QuonAcademyセミナー「グローバルマインド醸成研修~大学職員の国際通用性を強化する~」を開催しました。
まず始めに、「バルーンバ文化を探れ」とうシミュレーションワークを行い、自分の文化や価値観と「違うこと」に出会った時にどのように心が動き、どのような対応をとるのか、異文化と出会った時のカルチャーショックを体感していただきました。
そのうえで、文化とは何か、集団と文化の構造(見える部分、見えない部分、芯の部分)について、個人の中の多様性(=個性)において変えるのが容易な外側の部分と、変えるのが難しい内側の部分があること、文化の差とはどういうことかなど、異文化理解の概論を説明しました。
また、「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」の基礎的な概念や、世界の各文化における価値観の違いを整理したトロンペナースの研究を引き合いに、代表的な価値観の相対軸と、国や地域の傾向を紹介していきました。
もう一つのシミュレーションワーク「バーンガ」では、自分が今まで身に着けていた「常識」や「ルール」が通用しない異文化におかれた時、どのような気持ちになり、どのような混乱が生じ、どのように対処し適応していくのかを、簡単なトランプゲームを通して体験していただきました。
ワークの振り返りでは、異文化マイノリティとそれを受け入れる側の感情面について理解を深めるとともに、自身の異文化に対する受容性や適応性、捉え方、また、知らず知らずのうちに抱いていた偏ったイメージについて知ることができたといった、コメントが見られ、違いを理解したうえで自身の意識を振り返る機会となったようです。
異文化を知識として頭ではなく、心で疑似体験することで、深い学びを得ることができます。また、その学びを職場での具体的な事象に活かし、異文化理解や問題解決の手がかりとして実践していくことが重要です。
鈴木講師は、特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会 平成28年度優秀講演賞を受賞し、具体的な例や実際の体験を取り入れたアクティブラーニングを基本とした講座を提供しています。
今回のような異文化理解をはじめ、また価値観の多様化が進む社会で日常的に発生する意見対立やもめ事に対し、当事者がコミュニケーションを通じて問題を解決していく「コンフリクト・マネジメント」の理論にもとづく研修を数多く担当しています。
【参考】月刊「人材教育」2016年7月号
「コンフリクトを回避せず解決する基本と真髄とは」
その他、リーダーシップ、フォロワーシップ、チームビルディング、苦情相談対応など、学内での研修実施をご検討の際はお気軽にご相談ください。
※参加者の声※
・異文化・人を理解する方法、対応等勉強になりました。
・コミュニケーションの重要性を再認識しました。職場のコミュニケーションに役立てたいと思います。
・他国籍の人とのコミュニケーションに役立て、互いに理解しあいたい。 ・・・等
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