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SDセミナー「いきいきと活躍し続けるためのキャリアデザイン」を開催しました

7月15日(金)、将来の大学改革を担っていく女性職員、およびSD担当者や職員研修の導入を検討されている女性職員の方々を対象に、QuonAcademyセミナー「いきいきと活躍し続けるためのキャリアデザイン」を開催しました。

顧客ニーズ・商品ニーズの高度化、高付加価値化やサービスのグローバル化等により、個々の能力は高い専門性や多様化、個別化が求められています。
そのような社会的背景から、一律で集団的な教育・企業内システムは限界を迎え、より個人に配慮した人材・能力開発システム構築への転換期にあると考えられます。

一方で、個人の価値観・職業観にも変化が見られます。特に女性は、結婚や出産・育児などのライフイベントが多いがゆえに、選択肢や求められる役割が多く、先が見えない不安に駆られ、将来のキャリアについて悩みを抱えてしまいがちです。

そうした不安を解消するためには、「社会や組織における自分自身の方向性」を前提にキャリアを主体的に設計して実現していく「キャリアデザイン」が重要となり、ダイバーシティマネジメントや女性活躍推進の風潮によって女性を取り巻く環境が変化してきている中でのキャリアデザインの必要性についてご紹介していきました。

「大学職員こそキャリアデザインが必要な理由」についての話し合いでは、教職員の管理職の割合が男性の方が高い傾向にある組織だからこそ、女性のキャリア形成をきちんと支援していかなければならないという意見や、就職活動中の学生に、女性が活躍できるというあこがれ像を女性職員が自らの姿をもって伝えていくことができるという意見が上がり、女性職員にとってのキャリアデザインの必要性について考え、共有しました。

キャリアを選択する際の判断基準「キャリア・アンカー」を探るペアワークでは、キーワードを選んだ理由を互いに深掘りしていくことで、自分にとっての価値観を再認識したり新たに発見することができ、また、このようなワークによって、同じ職場の女性がどのような
価値観を持っているかを知るきっかけにもなることをご紹介しました。

また、予期せぬ出来事を転機ととらえ最大限に活用する「計画された偶発性理論」、人生の4つの役割(仕事、学習、余暇、愛)が統合されて、初めて個人として意味のある人生を織りなすと考える「総合的人生設計」のキャリア理論を紹介し、人生の転換期の多い女性が前向きに力強くキャリアを切り開いていくマインド醸成のヒントを得ていただきました。

今回の体験セミナーではエッセンスの紹介に留まりましたが、実際の研修では、自身のキャリアを棚卸しながら振り返り、ありたい将来と組織から求められる役割を具体的にイメージしながら、キャリアビジョンを作成していきます。

また、キャリアデザインをテーマとした職員研修では、女性職員同士がお互いを知り、繋がるきっかけとなり、組織活性化の効果も図れます。

学内での研修実施をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

※参加者の声※
・自分の考え方以外の価値観を知ることができました。「時間で働くのではなく生産性をあげる働き方をする」「キャリアアンカーの多様性」について気づく部分がたくさんありました。本当にありがとうございました。
・女性に特化した取り組みは話題にもなっていないので、受講をネタに火付け役になろうと思います。

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