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SDセミナー「PDCAサイクルを空回りさせない目標設定のコツ」を開催しました

7月6日(水)、SD担当者や職員研修の導入を検討されている大学職員の方々を対象に、QuonAcademyセミナー「PDCAサイクルを空回りさせない目標設定のコツ」を開催しました。

多くの大学で、中長期計画策定と実行、あるいは目標管理制度や人事評価制度といった新たな制度の導入への取り組みが行われていますが、実際の現場でうまく機能していないという悩みの声が多く聞かれます。
その原因として、問題の設定が曖昧であったり、適切な目標が設定できていなかったり、現場の職員がPDCAのプロセス(問題解決の基本的な流れ)をよく理解していなかったりすることが挙げられます。

セミナーではまず、ある事柄の理想と現実のギャップを「問題」と捉え、その問題を「目的」「指標」「目標値」「現状値」に分けてできるだけ具体的に考えていくことで、行動しやすく、チェックしやすい目標の設定が可能となり、PDCAサイクルの実質化につながることをご紹介しました。

そして、「ペーパータワー」のゲームを通して、問題を設定し、
現状把握→目標設定→原因の仮説を立てる→原因の仮説を検証する→対策を立てる(P)、実行する(D)、効果を確認する(C)というPDCAプロセスを体験していただきました。

「SD研修を実施する目的」について考えるワークでは、目的と手段を洗い出し、整理していくなかで、SD研修を実施することの「自大学にとっての目的意義」を明確にすれば、その後の問題解決サイクルがより実質的なものとして機能することを理解していただきました。

また、トップ、部長、課長、係長、一般職と階層ごとに目的をブレイクダウンし、それぞれの目的の連鎖関係を把握することで、個々の職員が、仕事そのものの目的意義を理解でき、問題設定がより具体的になることについてもご紹介しました。

今回のセミナーはエッセンスのご紹介に留まりましたが、実際の研修では、現場における実務の課題を扱い、PDCAサイクルの実践を講師が定期的にフォローしながら具体的な成果を導き出していくアクションラーニングや、大学のミッションを意識しながら部署やチーム、個人の目標を立て、目標の達成に向けてPDCAを回すプロセスを体感していただく研修などをご用意しております。

学内での研修実施をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

※参加者の声※
 ・ビジョンから共有することの大切さを実感しました。
 ・考える、言葉にする、伝えるというワークの時間が多く良い刺激になった。
 ・人材育成制度に向けて3年間で形になることを目標に取り組んでいます。
 目標設定など業務につなげることができる良い研修でした。     …等

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