【研修】「交渉におけるコミュニケーション」研修(人事院研修所)を実施しました
人事院公務員研修所にて「交渉におけるコミュニケーション研修」を実施いたしました。
■研修名
交渉におけるコミュニケーション
-協調的問題解決のためのコンフリクト・マネジメント
■講師
鈴木有香
(早稲田大学紛争交渉研究所招聘研究員、異文化教育コンサルタント)
■実施日・時間・受講者
2015年1月 3時間
政府各省庁の課長補佐級職員等 53名
■お客様の抱える課題
各人がさまざまな交渉・調整業務を抱えている中で、多くの人が競合的姿勢で交渉に当たっていたり、最終的な落としどころを見据えながら調整に臨んでいたりするため、マインドチェンジの必要性を感じている。
■研修目的・ゴール
意見対立(コンフリクト)や交渉におけるコミュニケーションの分析方法を理解し、
“協調的アプローチ”に向けた考え方・マインドを養う。
■実施内容
今回3時間という限られた時間の中で、53名の皆様に「協調的問題解決」のための考え方とマインドをできるだけ“体感”していただけるよう、カリキュラムを構成しました。
まずは導入として、「関係の質」を考えるチェックインや、身体をフルに動かすウォーミングアップ活動を行ったあと、「コンフリクト」の捉え方や肯定的側面、対処方法について皆で考察しました。
また、簡単なゲームを通して真のWin-Winを理解していただきました。
その後、通常は半日以上かけて行う交渉シミュレーションのワークをできるだけ全員に共通体験していただくために、フィッシュボールという形式をとり、代表者一組によるシミュレーションを行いました。
シミュレーション後は全員で丁寧にひとつひとつの発言を分析し、時間の許す限り振り返りを行うことで、気づきを共有することができました。
このように「体感」と「共有」を繰り返した結果、短い時間の実体験の中での学びを体・心に落とし込むことができたように思います。
■受講者の声
・とても楽しく、気付きが多いプログラムであった。終了後も話題にあがり、もっとも印象深い講義であった。
・実践的な研修であり、講師の指摘するところが実体験として感じることができ、とても有意義であった。
・日常の中でいかに壁を作っているか気付かされた。大変良い勉強、刺激になった。
・交渉の進め方、テクニックについて学ぶとともに、コミュニケーションにおける協調、理解の重要性について再認識することができた。
・普段の思考から頭を解放することなしに新しいことを学べないことを痛感した。このようなスキルは若いうちに身につけることが有効と感じた。