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大学職員のためのインストラクショナルデザイン入門
カリキュラム例
大学の主要なミッションである教育は、従来から教員が取り組むべき範疇とされてきました。しかし、社会の大学に対する要請が高まり、教育の質や成果を向上していくことが求められる中で、教育の質的転換を職員が後押ししながら推し進めていく必要性が出てきました。また、大学によっては、従来のアカデミックサポートのみならず、リメディアル教育や就業力育成、プロジェクト・ベースト・ラーニング(PBL)などで、職員自らが学びの場そのものを構築する機会も増えてきました。
こうした状況において、職員には経営やマネジメントの能力だけでなく、大学の役割の中核である教育のあり方に関して企画立案するためのスキルも求められつつあります。しかも、単なる経験則や思い込みではなく、科学的に裏打ちされた知見にもとづきながら、質の高い教育のモデルを構築していく必要があるのです。
上記のような背景を念頭に置きながら、本研修ではまず、職員が「教えることに関する理論や技術」をなぜ身につけていく必要があるのか概観します。そのうえで、職員が学びの場をコーディネートしたり、あるいは大学の教育のあり方を変革したりしていくために必要な、インストラクショナルデザインに関する知見について、そのエッセンスをご紹介します。
- IDの考え方
- ・学習者中心、学習者検証の原則
・改善のサイクル
- 学習に関する心理学理論
- ・行動分析学
・認知心理学
・状況的学習論
- 授業設計の基本
- ・授業の要素
・ニーズ分析
・ゴール分析
・学習分析
- 授業・研修の要素の設計
- ・導入の設計
・リソースの設計
・活動の設計
・フィードバックの設計
- 授業・研修の評価手法
- ・学習者の評価とコースの評価
・学習成果の測定
・学習体験の測定
・態度の変化の測定
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