• コンセプチュアルスキル

自大学が競争優位を確立するために 経営戦略

対象めやす
役員 上級管理職(理事、部長)・初中級管理職(課長、事務長)・中堅職員(~入職15年目、課長補佐・主任)
推奨人数
20名まで
必要時間
半日間~1日間

カリキュラム例

大学間の競争がますます激しくなる中、競争優位を築いていくためには、自大学の強みを活かしながら、どのように市場に対して価値ある差別化を図ることができるかが重要です。そこでは、大学全体のリソースをしっかりと把握する必要があるため、大学職員の役割も増しています。だからこそ、教職協働で大学経営にも積極的に関わり、能動的に持続的な成長を支える戦略の立案にも関わっていくことが強く求められています。
そのためにはまず、自大学の状況はもちろんのこと、政治・経済・社会等のマクロの動向、競合する他大学の動向、そして民間企業の動きや技術の進化まで広範囲にわたって外部・内部環境を複合的に捉える必要があります。その中で、自大学の存在意義や市場での立ち位置をしっかりと把握し、適切な戦略を講じることが求められています。そのためのツールとして、経営戦略を学ぶ上での基本的なフレームワークを身につけることはとても重要です。それが、競争優位を実現するための戦略立案にも繋がり、限られたリソースをどの分野にどの程度注力していくのか、すなわち選択と集中の判断を下す意思決定にも有効に働くのです。
本研修では、MBAで習得すべき科目のうち「経営戦略」の基本的な考え方を実際の大学経営にも照ら合わせながら紹介していきます。大学は営利企業とは異なり、さまざまなステークホルダーが存在しており、こうした点も踏まえ、これからの大学のあり方も考えながら、ステークホルダーにとって価値ある大学とは何か、競争優位を構築するための差別化とはどうあるべきか、「経営戦略」の研修を通じて皆様と考えていければと思います。

プロローグ
・大学を取り巻く環境の変化と大学職員の役割
経営戦略の基本的な考え方
・戦略の階層性
・戦略策定のプロセス
市場環境分析におけるフレームワークの基本
・PEST分析
・5つの競争要因分析
・バリューチェーンとKFS
・3C分析
・クロスSWOT分析
市場地位における戦略と成長戦略の考え方
・競争対応戦略
・アンゾフの成長戦略
・参考になる戦略構築フレームの紹介
 (競争戦略、リスースベーストビュー、製品のライフサイクル、PPM)
組織をどう動かすか(参考程度にご紹介)
・組織を構成する3つの要素
・機能別組織と事業部制組織
・分化と統合
・組織文化の有効性

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