- テクニカルスキル
- 2024/06/20
- オンライン
ヒューマンエラー予防のためのマネジメント
大学を取り巻く環境が著しく変化する中、大学職員には、従来業務に加えて高度化、複雑化、専門化が進んだ業務をよりスピーディにこなしていくことが求められています。このような環境下において、ヒューマンエラーによる問題が近年多く発生しています。
現場で対応する職員の「うっかり」「ちょっとした」ミスでもたらされるヒューマンエラーは、結果として教育研究や学生支援のあるべき価値を致命的に毀損したり、大学への信頼を失墜させたりするといった大きな問題へと発展しえます。しかし普段からこうした危機感を持ちつつ適切な視点と工夫を仕事に取り入れながらヒューマンエラーのリスクに対処している職員はあまり多くありません。
ただし、当事者の意識や仕事の仕方のみをミスの原因として指弾するのは適切ではありません。マネジメントの面で潜在的なリスクに対処できていないことが原因で事務ミスが発生している場合も多々あります。
本セミナーでは、ヒューマンエラー発生のメカニズムと要因分析の手法を習得し、業務プロセスの中に潜む課題を解決するための方法を学んでいただきます。
1件のエラーによって引き起こす業務への影響や苦情の発生要因などを認識することにより、ヒューマンエラー対策を行う必要性を認識し、ヒューマンエラー発生のメカニズムを習得し、ヒューマンエラーの防止につながる対策の立て方と防止策の実例を取り上げます。また、事象が発生した場合の対応フロー、報告書の書き方から報告の仕組みなど、日常のエラー防止活動をどのようにすすめればよいかについても考え、エラーを生み出しにくい職場風土づくりの手法についても考えていきます。
概要
- プログラム
予定(変更の可能性があります)
・ヒューマンエラー対策の必要性(エラーが生み出す業務への影響)
・ありがちなヒューマンエラー事例から考える
・ヒューマンエラー発生のメカニズム(人はなぜ間違えるのか?・思い込みや慣れが生じる要因)
・有効な対策の考え方(対策の実効性をどのように高めるか)
・組織に潜むエラー要因とその解決法
・リスク情報に関する心理的バイアス
・エラー分析の留意点(「なぜ?」を問うことの本来の意味)
・組織内で共通の認識を持つためにどのような取組みを行うか
・エラーにつながりやすい業務の掴み方
・仕組みによる管理をどのように行えばよいか
・職場のオペレーション改善につながる考え方
- 対象のめやす
若手職員~中堅職員
- 日時
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2024/06/20(木)13:00~17:00
※申込受付期間 2024年2月1日(木)~2024年6月6日(木)17:00 締切
- 開催方法
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オンライン開催
※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。
- 受講料
【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)
【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。
- 定員
50名
- 講師
- 浅野 睦(あさの まこと)
- 株式会社フォーサイツコンサルティング 代表取締役社長、一般財団法人リスクマネジメント協会 理事
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- プロフィール
- リスクマネジメントや危機管理、災害対策、コンプライアンスを中心に、大企業をはじめ官公庁、自治体、医療機関、福祉施設、保育所などのコンサルテイングや研修などを行っている。今までアセスメントや研修、具体的な対策を講じるなど関わった案件数は3000件を超えている。
厚労省主催の各県指導監査職員の研修講師もつとめる。