- コンセプチュアルスキル
- 2024/07/01
- オンライン
高等教育政策と課題をわかりやすく紐解く
厳しい経営環境に直面しながらも、寄せられる期待はますます高まる大学において、大学職員の果たすべき役割に大きな変化が求められています。
日々の定型業務にとどまらず、教育・研究や経営の質をより高めていくための仕事で成果を上げていくためには、業務に関するテクニカルな知識だけではなく、大学の取り巻くマクロな動向など、より視座の高い情報を常にアップデートしていくことが大切です。
そこで本セミナーでは、大学職員がどのように価値を高めていけばよいかに関する示唆と指針を与えるべく、日本の高等教育政策とその課題を網羅的かつわかりやすく紐解いていきます。
とくに、日本の大学が改革を求められる嚆矢である大学設置基準の大綱化から、現在までの約30年間の高等教育政策に関して、いくつかのトピックを設け、それらが大学の変容に、どのように影響を与えたのを考えることがねらいです。
セミナーは、講師からの講義に加えて、受講者の小グループのディスカッション、その内容の受講者全員での共有を行いつつ進めます。高等教育に携わる職員として持つべき知識を整理すると共に、それをどのように活かしていくのか考えるきっかけとしていただくことがねらいです。
概要
- プログラム
(予定)変更となる場合があります
1.大学改革時代の到来
・人口動態と経済状況の変化:「教育」の改革
・教育における新自由主義の浸透と定着
・政策決定の仕組み
2.組織の改革
・機関内:学長のリーダーシップとガバナンス
・機関間:機関の統合
3.教育課程の改革
・学位プログラム
・3(4)つのポリシー
4.教授・学習過程の改革
・教授から学習へ
・能力の涵養と学修成果の可視化
・柔軟な教員制度
5.評価の導入
・認証評価
・評価にもとづく資源配分:競争的資金
・運営費交付金、私立大学等経常費補助金、定員管理
6.大学改革とSD
・教職協働
・SDの導入
・これからの大学職員:求められる能力
- 対象のめやす
新入職員~管理職職員
- 日時
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2024/07/01(月)13:00~17:00
※申込受付期間 2024年2月1日(木)~2024年6月17日(月)17:00 締切
- 開催方法
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オンライン開催
※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。
- 受講料
【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)
【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。
- 定員
50名
- 講師
- 吉田 文(よしだ あや)
- 早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授
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- プロフィール
- 放送教育開発センター・メディア教育開発センター(助教授・教授)、カリフォルニア大学バークレイ校(客員研究員)を経て2008年4月より現職。博士(教育学)(東京大学)。専門は教育社会学。
2007年- 大学設置・学校法人審議会大学設置分科会委員
2008年- 日本学術会議連携会員
2013年- 国立教育政策研究所評議員
2021年- 日本学術会議会員