- マネジメントスキル
- 2024/09/02
- オンライン
大学事務部門のリーダーに求められる技術と心構え
―管理・運営から経営へ―
大学職員がやりがいをもって質の高い仕事をするために、リーダーが果たすべき期待や役割が大きいことは言うまでもありません。一方で、職場で経験を積みチームをまとめる立場になってみると、自分の仕事と部下・後輩のフォローの両立の難しさや、教員組織との調整やクレーム対応に忙殺され、気づけば「目の前のことで精いっぱい」な状態になってしまうといったお悩みを耳にすることは少なくありません。
大学業務には将来のための準備の仕事(攻め)と日常業務や事件・事故対応(守り)の2つの側面があり、リーダーはそれを決められた時間の中で両立しなければなりません。
「攻め」と「守り」の両方に取り組むことができる職場を実現するには、リーダーが孤軍奮闘するのではなく、それぞれの職員が課題に気づき・それを改善に活かせる職場が存在し、それにより、職員の意欲が高まり・より難易度の高い課題にチャレンジすることが促進され、そのチャレンジの中で職員が新たな気づきを得るという好循環が必要です。また、これらの好循環が起きることで、職員個人および職場の両方が成長していくことになります。
以上のことを念頭に、職場を取りまとめて「攻め」と「守り」の両方に取り組むことができるリーダーに必要な技術と心構えをお伝えします。職場の管理・運営スキルを身につけ、経営を担う職員への第一歩を踏み出してもらうきっかけとします。
概要
- プログラム
予定(変更の可能性があります)
0.イントロダクション
・講師自己紹介
・アイスブレイク
1.職場を客観的に捉える
・大学組織の特徴
・大学業務を取り巻く様々なリスク
・「攻め」と「守り」の業務
2.リーダーのスキル
・プレイヤーとマネージャーのバランス
・スタッフの状況把握
・大学業務の任せ方
・「参謀」の存在
3.職場の管理と運営
・雇用と労働のルール
・ハラスメントの予防
・課題を抱えるスタッフへの対応
・教員組織や他部署との連携
4.個人と組織の力を育成する好循環を生み出す
・働きがいのある業務と職場
・好循環を生み出す職員と組織
・対話の手法
5.まとめ
・経営視点で職場を管理・運営する
- 対象のめやす
中堅職員~管理・監督職員
- 日時
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2024/09/02(月)13:00~17:00
※申込受付期間 2024年2月1日(木)~2024年8月19日(月)17:00 締切
- 開催方法
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オンライン開催
※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。
- 受講料
【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)
【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。
- 定員
50名
- 講師
- 宮林 常崇(みやばやし つねたか)
- 東京都公立大学法人 東京都立大学理系管理課長(学務課長兼務)
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- プロフィール
- 民間企業を経て、公立大学法人首都大学東京(現 東京都公立大学法人)へ入職。首都大学東京(現 東京都立大学)にて計画・評価業務や教務企画等に従事した後、文部科学省高等教育局へ出向。その後大学へ戻り、教務課係長、国際課係長、日野キャンパス庶務係長、URA室長、企画広報課長、東京都立産業技術大学院大学管理課長等を経て、2023年4月から現職。事務職員対象の研修会やセミナーにおいて組織改善や人材育成に関する報告を行っている。公立大学協会事務局参与、名古屋大学高等教育研究センター教務系SD研究会・大学教務実践研究会事務局長。公立大学職員SDフォーラム代表。著書に『大学業務の実践方法』(共編著)、『大学の教務Q&A第2版(共編著)』、『大学の組織と運営』(分担執筆)などがある。