- コンセプチュアルスキル
- 2024/10/07
- オンライン
大学職員のための教育法令入門
―大学設置基準を中心に―
大学職員が知っておくべき高等教育に関する法令としてどのようなものがあるでしょうか。法令を実務に活かすためにはどのように学べばよいでしょうか。
例えば、大学職員にとって身近な法令である「大学設置基準」について、みなさんはどのようなイメージを持っているでしょうか。その名称から学部・学科の新設を担当する部署に配属された職員だけが知っておくべき法令のように思うかもしれません。大学設置基準は、教育研究上の基本組織・教員の資格・収容定員・カリキュラムや単位・卒業の要件・施設や設備など、大学に関する様々な分野の基準を示しており、大学運営を担う私たち職員はみな知っておくべき法令の1つと言えるでしょう。大学設置基準はこれまで何度も改正されてきましたが、その中でも1991年度と2022年度の改正はしっかりと理解しておきたいところです。例えば、全ての大学に義務付けられている自己点検・評価は、この改正が深く関係しています。
このように、法令を実務に活かすためには、現行の条文を浅く読むだけではなく、大学教育の特徴、法令と大学の裁量の関係、これまでの改正経緯、政策動向などの理解が不可欠です。
とはいえ、ただ法令や制度に詳しいだけでは、周りの教職員に信頼され、大学で活躍することはできません。このセミナーは、評論家を育てることは目的とせず、実務担当者に求められる法令の知識や理解について、学校教育法や大学設置基準を主な題材として身につけていただきます。初めて法令を学ぶ大学職員を対象としますので、法令の調べ方・読み方・担当業務への活かし方について基本から丁寧にレクチャーします。
概要
- プログラム
予定(変更の可能性があります)
0.イントロダクション
・講師自己紹介
・アイスブレイク
1.法令と実務の関係を理解する
・高等教育に関する法令の全体像
・法令の解釈と現場の裁量
・担当業務の円滑な遂行に必要な「4つ」の根拠
2.学校教育法を理解する
・内部質保証と3ポリシー
・卒業と学位授与
・学則記載事項
3.大学設置基準を理解する
・大学設置基準の過去と現在
・教育研究実施組織
・教員を取り巻く制度
・大学教育を取り巻く制度
4.大学設置基準を実務に活かす
・法令用語に慣れる
・根拠を担当業務に活かす
- 対象のめやす
若手職員~監督職
- 日時
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2024/10/07(月)13:00~17:00
※申込受付期間 2024年2月1日(木)~2024年9月23日(月)17:00 締切
- 開催方法
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オンライン開催
※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。
- 受講料
【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)
【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。
- 定員
70名 ※ご好評につき定員を50名から70名に増やしました。
- 講師
- 宮林 常崇(みやばやし つねたか)
- 東京都公立大学法人 東京都立大学理系管理課長(学務課長兼務)
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- プロフィール
- 民間企業を経て、公立大学法人首都大学東京(現 東京都公立大学法人)へ入職。首都大学東京(現 東京都立大学)にて計画・評価業務や教務企画等に従事した後、文部科学省高等教育局へ出向。その後大学へ戻り、教務課係長、国際課係長、日野キャンパス庶務係長、URA室長、企画広報課長、東京都立産業技術大学院大学管理課長等を経て、2023年4月から現職。事務職員対象の研修会やセミナーにおいて組織改善や人材育成に関する報告を行っている。公立大学協会事務局参与、名古屋大学高等教育研究センター教務系SD研究会・大学教務実践研究会事務局長。公立大学職員SDフォーラム代表。著書に『大学業務の実践方法』(共編著)、『大学の教務Q&A第2版(共編著)』、『大学の組織と運営』(分担執筆)などがある。