- テクニカルスキル
- 2024/10/28
- オンライン
図解による業務手順の見える化セミナー
―わかりやすい業務手順を作成するために―
大学教育・研究・経営の質の向上に対する大学職員の貢献が期待される中で、従来業務を効率化し、捻出した時間をより高度な業務に充てることが求められています。
業務の効率化を推し進めるにあたっては、まず業務手順の見える化から着手する必要があります。主担当者以外のメンバーにも理解がしやすいように業務手順を明示してルール化された基準とすること(標準化)を通じ、特定の人物への業務の偏り(属人化)を防ぐことができるようになります。その結果、業務負担が平準化されるのはもちろんのこと、当該業務に関する賛同者を増やすことにつながったり、業務をより効率的にあるいは効果が上がるようにするための発見が様々な関係者から得られるようになったりします。
業務手順を見える化するためには、手順を構成する要素を漏れとダブリが出ないように視野を広く持って洗い出すだけではなく、構成要素をプロセス(順序)・抽象度に応じて構造化するなどといった、情報整理のためのコツをおさえておく必要があります。
またこうしたコツを実践するにあたっては、単に文章を連ねるだけではなく、ツリーや表、図など、頭を整理することを助け視覚に訴えかけることに秀でた「図解」を活用することで、他者に格段に伝わりやすいものが作りやすくなります。
こうしたことを踏まえ、本セミナーでは、「図解」を活用して業務手順を見える化することの目的、メリット、手順をお伝えしたり、実際に図解を活用した演習を体験したりすることを通じて、受講者のみなさまが自身の職場において、誰が見てもわかりやすいマニュアルや業務手順を作成できるようになるための勘所を養っていただきます。
概要
- プログラム
予定(変更の可能性があります)
1.オープニング
・大学運営を取り巻く環境の整理と本講座の目的
・図解の有効性
・わかりにくい業務手順、わかりやすい業務手順
2.わかりやすい業務手順を作成する秘訣
・秘訣1)目的と手段で全体像を見える化
・身近な事例で考える
・秘訣2)抜け漏れダブりなく論理的に考える
・見える化の事例紹介
3.業務手順の見える化演習
・図解化の手順と留意点
・見える化演習
・振り返り
<参考図書>
以下の書籍を事前にお読みいただくと、セミナーでの理解がより深まることが期待できますのでおすすめです。
『図で解りあえる技法〜人間関係からマーケティングまで使える8つのフレームワークの使い方』(ソーシャルキャピタル)
- 対象のめやす
若手職員~中堅職員
- 日時
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2024/10/28(月)13:00~17:00
※申込受付期間 2024年2月1日(木)~2024年10月14日(月)17:00 締切
- 開催方法
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オンライン開催
※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。
- 受講料
【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)
【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。
- 定員
50名
- 講師
- 多部田 憲彦(たべた のりひこ)
- 一般社団法人日本図解協会 代表理事、産業能率大学経営学部 兼任教員
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- プロフィール
- 千葉県銚子市生まれ。早稲田大学を卒業後、古河電気工業株式会社に入社。翌年、同社タイ工場の改善を任され、「図解」で会話・指導を繰り返し6ヶ月で改善業務を完了させる。その後、日産自動車株式会社へ転職し海外のメンバーと協働する機会に恵まれる。
一方、2010年から図解勉強会を主宰、2014年からは早稲田大学エクステンションセンター中野校で社会人向け講座の担当などを経て、2018年日産自動車を退職後、現職。2020年から産業能率大学経営学部の兼任教員としても教務に取り組んでおり、現在は「図解で思考力を鍛える」、「生産管理」、「消費者の心理と行動を知る」、「物流戦略」の4科目を担当。2022年からは複数の事業会社で経営顧問として生産管理・購買管理業務の抜本的改革、マネジメント層の人財育成に取り組んでいる。
民間企業や大学関連法人、地方自治体等における研修実績多数。
著書に、『図解de仕事術』(明日香出版社)、『図で解りあえる技法〜人間関係からマーケティングまで使える8つのフレームワークの使い方』(ソーシャルキャピタル)、『「図解化の技術 入門コース」(PHP研究所)がある。