• コンセプチュアルスキル
  • 2024/12/03
  • オンライン

大学運営の改善点を自分で見つける! 課題設定の基礎

―IRにおけるリサーチクエスチョンの立て方―

教育・研究・大学運営の質の向上に大学職員がより一層貢献していくためには、業務遂行の上で適切な課題を設定し、解決策を立案・実行・評価していくプロセスを自律的に進めていくことが必要です。特にこのプロセスの起点となる「課題(IRにおけるリサーチクエスチョン)の設定」が最も重要なフェーズのひとつであると言えます。課題とは、仕事を良くするために必要なこと、あるいは足りないことに関する「問い」や「仮説」であると言い換えることができます。課題は、漫然と仕事をしているだけでは目の前に現れてきません。

また、日々問題意識を持って仕事をしている職員にとっては目の前が問題(リサーチプロブレム)だらけで、真に取り組む必要のある課題を定義したり優先順位を付けたりすることがしにくいのが、課題の厄介なところです。加えて、法人や教学のマネジメントが求められている昨今においては、課題を測定可能な形で、具体的に表現をしていくことも求められます。こうした課題設定の難しさを克服し、質の高い課題を設定することで、限られた資源の範囲内で効果の高い企画や解決策を立案し実行することが可能となります。

本セミナーでは、日々の業務における漠然とした問題意識から、大学の改善のキーとなる課題を設定するプロセスについて、大学における実際の事例の紹介や演習を行うことを通じて、大学運営で活用可能な実践的な知として持ち帰っていただきます。

概要

プログラム

予定(変更の可能性があります)

セミナーの流れ(予定)
●課題設定とは、IRにおけるリサーチクエスチョンの概念(講義)
●課題設定のプロセス(講義)
●課題設定に関する大学における事例の紹介(講義)
●課題設定ワーク(演習)
 -リサーチプロブレム(課題)の洗い出しと整理
 -リサーチクエスチョン(問い)の設定と検証
 -クラス全体発表

対象のめやす

若手職員~管理職職員

日時

2024/12/03(火)13:00~17:00

※申込受付期間 2024年2月1日(木)~2024年11月19日(火)17:00 締切

開催方法

オンライン開催

※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。

受講料

【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)

【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。

定員

30名

講師
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  • 姉川 恭子(あねがわ きょうこ)
  • 北九州市立大学経済学部経済学科 准教授
  • プロフィール
    2022- 北九州市立大学経済学部 准教授
    2020- 東京工業大学戦略的経営オフィス・情報活用IR室 特任准教授
    2018-2019年 同センター 講師
    2017-2018年 同センター 助教
    2014-2016年 早稲田大学大学総合研究センター 助手

    専門は教育経済学、高等教育論

    2014年、早稲田大学において全学的にIRを担当する大学総合研究センターが設置。センター立ち上げから2019年までの約5年間、主に教学関係のIRを牽引。同センターにて卒業生調査の実施、学生調査の整備、エンロールメント・マネジメントの枠組み策定、各部局の分析支援などに従事。2020年からは、副学長・理事直轄の部署である東京工業大学戦略的経営オフィス(情報活用IR室兼務)で大学内の財務分析を主に担当。学内の財務データの整備、メタ情報の作成等も行う。2022年4月に北九州市立大学経済学部経済学科准教授着任。
    早稲田大学教育学研究科において「高等教育論」の授業担当。授業では修士論文執筆時に必要なスキルとして、本研修で行うリサーチクエスチョンの立て方を指導。その他、主に職員向けSD研修で課題設定、IRにおける基礎的な分析手法に関する講師を多数担当。
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