• テクニカルスキル
  • 2025/06/23
  • オンライン

大学職員としての仕事の質を高める技術と心構え

―大学組織で活躍するために―

学生がのびのびと学習や学生生活に励み、教員が質の高い教育研究活動を行っていくうえで、職員が果たすべき期待や役割が大きいことは言うまでもありません。職員のみなさんは、大学の教育・研究・社会貢献活動に貢献したいという志や、輝かしいキャリアイメージをもって入職されたと思います。一方で、入職していざ実務に携わってみると、入職前の期待イメージとのギャップに直面したり目の前の業務に忙殺されてしまったりすることで、仕事に対する意欲が減退してしまい、気づけば「目の前にある作業をひたすらこなす」状態になってしまうといったお悩みを耳にすることは少なくありません。

大学職員の仕事の中には、大学組織を円滑に運営するために不可欠な定型的な業務が多いことは事実です。しかし、この定型的な業務を、つまらない単純作業にしてしまうのか、前向きで創造的な仕事に変えられるかはそれを担う個人の資質や能力によるものが実は大きいのです。これを知らないまま担当業務をこなすだけの毎日では、どんなに優秀な人であっても、視座は低く、視野は狭く、そして視点は硬直化しがちになり、結果的に、仕事に対するモチベーションを失ってしまうことになります。

担当業務をわくわくする面白い仕事にするためには、自身の仕事や役割、課題を、客観的に捉え実務に活かしていくような機会を意識的に設け、習慣化することが大切です。それにより大学職員としての幅広い可能性を感じることができ、仕事の面白さは格段に上がり、結果的に仕事の質を高めることに繋がっていきます。

このセミナーでは、まず私たちの職場である大学という組織を客観的に捉えた後、大学職員の「仕事の質」とその質に影響を与えるものとは何かを考えます。そして、仕事の質を高めるために必要な技術と心構えをお伝えします。

概要

プログラム

予定(変更の可能性があります)
0.イントロダクション
 ・講師自己紹介
 ・アイスブレイク

1.大学組織や職場環境を客観的に捉える
 ・大学の組織文化
 ・教員組織と事務組織の特徴
 ・大学組織における意思決定

2.大学職員の「仕事の質」
 ・働きがいに影響するもの
 ・「仕事の質」とは何か
 ・定型的な業務と専門性の関係
 ・担当業務の質を高める仕掛けづくり

3.質を高めるためのワーク
 ・仕事の質を高めるためのフレームワーク
 ・根拠(法令含む)の調べ方と活かし方
 ・大学組織における対話の手法
 ・教職協働や部署連携のコツ

4.まとめ
 ・大学職員のキャリア形成
 ・アクションプランの作成

対象のめやす

新入職員~若手職員

日時

2025/06/23(月)13:00~17:00

※申込受付期間 2025年2月3日(月)~2025年6月9日(月)17:00 締切

開催方法

オンライン開催

※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。

受講料

【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)

【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。

定員

50名

講師
Photo
  • 宮林 常崇(みやばやし つねたか)
  • 東京都公立大学法人東京都立大学 理系管理課長(学務課長兼務)
  • プロフィール
    民間企業を経て、公立大学法人首都大学東京(現 東京都公立大学法人)へ入職。首都大学東京(現 東京都立大学)にて計画・評価業務や教育企画等に従事した後、文部科学省高等教育局へ出向。その後大学へ戻り、URA室長、企画広報課長、東京都立産業技術大学院大学管理課長等を経て、2023年4月から現職。公立大学協会事務局参与、愛媛大学教育企画室プロジェクトフェロー、名古屋大学高等教育研究センター「質保証を担う中核教職員能力開発拠点」運営委員会委員・教務系SD研究会・大学教務実践研究会事務局長、文部科学省「大学におけるハラスメント防止等の推進に向けた普及啓発に関する調査研究」有識者会議委員。著書に『大学業務の実践方法』(共編著)、『大学の教務Q&A第2版(共編著)』、『大学教育の国際化』(共編著)、『大学の組織と運営』(分担執筆)などがある。
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