- テクニカルスキル
- 2025/07/18
- 対面
可視化と効率化のための業務棚卸の技術
―業務一覧表とマニュアル作成を通じて―
働きやすい職場環境と業務品質向上につながる、業務見直しとマニュアル化の実践的な手法を学びます。
近年、大学における業務環境は2つの面で大きく変化しつつあります。
ひとつは就業環境です。働き方を見直し、ワークライフバランスをより良くできるよう、様々に取り組んでいます。もうひとつは業務そのものの変化です。対面からオンラインへの変化、ペーパーレス化などの変化により、新たな知識やマニュアル整備が求められる場面が増えています。
この変化は好機ともいえます。現在の個別・全体の業務を見直すことで不要な作業を削減し、属人化している業務を他のメンバーも担当できるようにマニュアル化するなど、業務の「棚卸」に取り組んでいる職場も多く見られるようになってきました。
あなたの職場では、こんな悩みはありますか。
・個人の担当者しかわからない/できない業務があり、休めない、交代できない
・フォーマットやルールがなく、様々なファイルが散在している
・引継ぎが口伝で、教える人によって内容にばらつきがある
・新たなノウハウが組織として蓄積、更新されていない
本研修ではこれらの悩みの解決に寄与するため、業務一覧表やマニュアルを体系的に作成・持続的に管理する方法を学びます。
この技術を身に着け取り組むことで、引継ぎの際や新任者へのトレーニングの負荷が軽減されるだけでなく、業務が可視化されることで、任せやすく助け合いがしやすいチーム文化が醸成されます。また、業務を構造的に整理することで、より早く必要な情報を得て正確に対応できるようになります。
マニュアル作成やフォルダ管理の様々なTipsもご紹介します。最後には業務全体をマネジメント的視点で俯瞰し、再分担や適正化するという考え方も、講義とワークを通じて学び、職場で実践・活用いただければ幸いです。
概要
- プログラム
予定(変更の可能性があります)
●事前課題・持参物
・研修参加前に、自身の担当業務のひとつについて、ワークシートに沿ったファイル作成をしていただきます
・研修のワークで使用するため、事前課題のデータを保存した、 Excel・Wordファイルの編集が可能なPCをご持参ください
(インターネット接続は使用しません)
●チェックイン・研修のながれと目標の説明
・参加しやすい研修の場づくりをします
・参加者同士の課題意識を簡単に共有しあいます
・研修で学ぶことの目的、目標などをご説明します
●業務一覧表を学ぶ
・業務一覧表の機能と効果を理解します
・業務一覧表とマニュアルの違いを説明します
・実際の業務を洗い出し、棚卸作業を実践します
●マニュアル体系化のメソッド
・業務一覧表に対応するマニュアルの作成方法を説明します
・マニュアル作成に役立つポイント、Tipsを共有します
・多様なマニュアルの選択肢について例を紹介します
・マニュアル作成の演習を行います
●業務一覧表・マニュアルの維持管理について
・円滑な運営のための管理者/担当者、ルール等について学びます
・持続可能な運営と整理のためのTipsを共有します
●視野を広げる
・今後の業務環境の変化に対応するための視点について考えます
・「自前主義」からの脱却
- 対象のめやす
若手職員~管理職職員
- 日時
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2025/07/18(金)13:00~17:00
※申込受付期間 2025年2月3日(月)~2025年7月4日(金)17:00 締切
- 開催方法
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対面開催
会場:早稲田大学 早稲田キャンパス19号館
〒169-0051 東京都 新宿区西早稲田1-21-1
- 受講料
【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)
【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。
- 定員
20名
- 講師
- 三浦 翔(みうら しょう)
- 早稲田大学アカデミックソリューション 講師
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- プロフィール
- 2006年に早稲田大学第一文学部総合人文学科心理学専修を卒業。メーカー勤務を経て、早稲田大学アカデミックソリューションでは10年以上にわたり社会人教育の運営、企画、研修開発、講師を担当。その中で新規事業の立ち上げを2度経験する。その後早稲田大学術院への出向を経て、現在は早稲田ポータルオフィス総合案内業務を担当。これまで、多様な雇用形態のスタッフや職員との協働を通じて、スタッフのトレーニング、マニュアル化、効率化や合理化のノウハウを蓄積し早稲田大学内に業務改善の実績を残している。筑波大学履修証明プログラム「大学マネジメント人材養成」、早稲田大学履修証明プログラム「21世紀のリーダーシップ開発」修了。