• テクニカルスキル
  • 2025/07/23
  • オンライン

大学職員のための生成AI活用講座

—“AIをともに育む当事者”への第一歩―

生成AI(Generative AI)は、文章作成やデータ分析はもちろん、企画立案や問い合わせ対応など、多彩な大学業務を支援する強力なツールです。しかし、私たちがAIサービスの「お客様」として受け身で利用しているだけでは、ハプニングが生じた際にAIに責任を押し付け、試行錯誤の中で見えてくる改善のチャンスを逃してしまいがちです。本講座では、大学職員が“AIをともに育む”意識を持ち、中長期的な価値創造に貢献する「当事者」として活躍するための視点とスキルを身につけることを目指します。

まずは生成AIの技術的背景とリスク(情報漏洩・著作権・公平性など)を正しく理解し、具体的な業務事例や導入のヒントを通じて、日々の事務作業にどのように組み込めるかを探ります。また、「小さく試す」段階でありがちなトラブルや失敗事例を共有し、そこから学ぶ改善策やステップアップの方法を考察。最終的には、各自の業務フローで実践できるアクションプランを描き、組織のなかで周囲を巻き込みながら継続的にブラッシュアップしていく土台づくりを行います。

本講座を通じて、AIの可能性を引き出しながら自ら課題を設定し解決策を生み出す力を培い、変化の激しい社会の中でも主体的に行動できる大学事務職員へのステップアップをサポートいたします。

概要

プログラム

予定(変更の可能性があります)
●オープニング
・本講座の目的・ゴールの共有
・アイスブレイク:AI活用にまつわる身近なエピソード共有

●講義①:生成AIの基礎と応用可能性
・GPTなどの仕組み・活用範囲の概要
・大学事務における事例紹介(教務・学生支援・研究支援・庶務・広報など)
・AIとともに育む姿勢とは何か~当事者としてのマインドセット

●ワークショップ①:身近な業務のAI活用アイデア創出
・グループで自分の業務を洗い出し、AIで解決できそうなポイントを考える
・簡易な導入シミュレーションや、予想されるハードルのディスカッション

●ミニレクチャー:導入のヒントとリスクマネジメント
・データ漏洩・著作権・情報倫理など、基礎的なリスクの理解
・組織導入を進める際のTips:小規模実験、合意形成の“きっかけ”づくり など

●ワークショップ②:My Next Actionプラン作成
・個人または小グループごとに、明日から取り組める行動目標を設定
・うまくいかなかったときのリカバリー策・フォローアップ方法も検討

●まとめ・質疑応答
・講座内容の振り返りと行動目標の確認
・全体ディスカッション・質疑応答
・今後の学習・情報収集のポイント紹介

対象のめやす

大学の事務部門に所属し、生成AIの活用や導入に関心のある方

小さなアイデアから業務改革を進め、学内外のステークホルダーに新しい価値を届けたい方

日時

2025/07/23(水)13:00~17:00

※申込受付期間 2025年2月3日(月)~2025年7月9日(水)17:00 締切

開催方法

オンライン開催

※本セミナーは、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。お申込みいただいた方には、セミナー開催の約1週間前に、当日参加用のURLをお送りいたします。
※カメラ・マイク機能付きのPCをインターネットに接続してご参加いただける環境が必要です。

受講料

【個人単位でお申込みの場合】14,300円(税込/一人あたり)

【大学(法人)単位で一括お申し込みの場合】申込タイプにより異なります。詳細はこちらをご確認ください。

定員

50名

講師
Photo
  • 森木 銀河(もりき ぎんが)
  • 元 九州大学 インスティテューショナル・リサーチ室 学術推進専門員
  • プロフィール
    東京都市大学・事務職員、九州大学・学術推進専門員を経て民間企業に入職。九州大学では教員が「研究時間」を確保できない主な要因を分析し、九州大学における業務DX推進部門の設置に貢献した。現在は民間企業で働く傍らで、大学における生成AI利用のための講演・研修、生成AIガイドライン策定の支援等、AIとヒトをつなぐ活動に取り組んでいる。
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