大学を取り巻く環境が大きく変化するに伴い、大学職員に求められる能力は高度化、複雑化、多様化しています。同時に業務のＡＩ化への移行も視野に入れていく必要があります。このような環境下においては、定型化された業務やノウハウの伝達過程において、目的・背景・基準の確認を通じ、職員がすべき業務を精査したうえで、判断力を身に付けていけるように育成することが必要です。

そのために上司や先輩として必要な意識・スキルとしては、長期的な組織の方向性や部署の役割などの目的意識をもつこと、同時に、部下・後輩のキャリアを鑑みて、強みや弱みを見極めながら育成計画を立て、対話とフィードバックを通じ判断できる力を養っていくことです。

そこで本セミナーでは、部下・後輩の指導や育成に携わる方を対象に、ＡＩ化時代における人の育成における心構えや要点をお伝えします。その上で、実際の指導上の関わり（機会の設定、コミュニケーション）などについて、ワークを取り入れながら具体的にお伝えしていきます。受講者の皆様には、事前課題に取り組んでいただき、当日は事前課題を踏まえて、討議や実習を中心に進行していきます。