• コミュニケーション

Win-Winの協調的問題解決を目指す 折衝・交渉能力向上研修

講師
鈴木 有香(早稲田大学紛争交渉研究所招聘研究員、異文化教育コンサルタント)
対象めやす
新入~管理職
推奨人数
15~25名
必要時間
3時間~2日間 (推奨:2日間)

概要・特徴

業務を取り巻く環境が多様化する中で、私たちは意見や立場、価値観の異なる人たちと良好な関係を維持しながら、協働していくことが求められています。本研修では、折衝・交渉の際、表層の相違点ではなくニーズの深層に着目しながら、お互いがWin-Winとなる解決策を導くコンフリクト・マネジメント(協調的交渉)の意義を理解し、学んでいきます。また、そういった交渉相手との異なりを認めたうえで相手のニーズを適切に引き出し、建設的な合意に導いていくためのコミュニケーションスキルを育成します。
研修では、現代社会における多様性や自身の交渉スタイルを認識したうえで、協調的・創造的に問題を解決するための考え方(コンフリクト・マネジメント)や具体的なコミュニケーションスキル(傾聴・判断保留・パラフレーズ・質問)を学んでいきます。交渉シミュレーション、グループディスカッション、身体エクササイズなどの体験的学習を通じて、自己の気づきを深め、実践に役立つマインドとスキルの習得を目指します。

受講者の声

  • 仕事柄、社内の調整・交渉業務が多いですが、相手の真のニーズを考えればWin-Winの問題解決ができたかもしれない場面がいくつか思い浮かびました。早速、明日から活用してみたいです。
  • 自分の交渉スタイルはいつも「妥協」だったことに気づいた。今日学んだコミュニケーションを使って、常に自分のニーズと相手のニーズを満たす方法を考えてみたい。
  • いままでに体験したことのないユニークな研修で、とても印象に残った。講師からたくさんパワーをチャージしてもらった気がする

カリキュラム例

2日間の場合

チェックインオリエンテーション
お互いの今を共有し、目的・ゴールを確認します。また、ウォーミングアップのために、身体エクササイズやグループワークを行います。
交渉シミュレーション
それぞれの役割に分かれて十分に役作りをした後、グループごとに交渉のシミュレーションを実施します。シミュレーション内容は録音し、後ほどの分析素材とします。
多様化する社会とコンフリクト
多様化する社会における「コンフリクト」を定義し、その肯定的側面を考察します。また、コンフリクト解決のストラテジーについて学びます。
協調的交渉のための分析視点
コンフリクトを分析するための要素を踏まえ、具体的なケースを用いて、実際に事例分析の演習を行います。大切なのは対立の表層に現れる“立脚点”ではなく、深層の“ニーズ”であることを学びます。
交渉コミュニケーション分析
交渉のAEIOU(コミュニケーションの分類)を理解し、それに基づいて先ほどのシミュレーション内容を分析することで、自身の傾向やスタイルを確認します。
交渉のためのコミュニケーションスキル
深層の“ニーズ”を引き出し、協調的問題解決を導くために必要なコミュニケーションスキル(聴く、質問する、判断保留、リフレーミング、パラフレーズなど)をトレーニングします。
チェックアウト振り返り
最初に掲げたゴールを確認しながら、ダイアログを通して1日を振り返ります。

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